「私は酒蔵の娘ですよ?お酒についてならわかります」



「凄いよ!こんな妹が欲しかったよー!」



「うぇ…?;;」



抱き締められ、思わず赤面した。

離そうにも離せない力。



「翔…私を放っておいて、何してるの?」



そこに翔さんのお客さんが来た。



「ナツホさん…;;これはですね…?;;」



お客様は神様。

お姫様。

時には彼女のように接するモノ。

私を抱き締めたら、気分も悪くなるよね。



「私は翔さんの妹の友達で。
可愛がってくれただけです」



弁解の言葉を探してる翔さんの代わりに、私がフォローを入れた。