「ほら早く!」



急かされた私は、悠さんの膝に座った。



「重くないですか?;;」



「蘭より軽い」



「ちょっと!私に失礼でしょ!
まぁ、そうかもだけどさ…」



蘭が押す為に、浮き輪に手を掛けた。



「トンネルの中で、イチャイチャしないでよ?(笑)」



「しないから……って、キャァ゛ーッ!!;;」



何の合図もなしに、落下を始めた為、私はキラキラとライトが光るトンネルの内部も見ずに、悠さんに抱き着いた。



「うるせー!!」



悠さんは耳を塞ぎながら、私に負けない位の声を出してるけど、私が黙る事はなかった。