あとの面接までに何とか熱を下げて、面接は成功?した。



ドキドキの合格発表の日。

「254…254。」

小声で自分の番号を読みながら指と目で番号を確認していく。

250,252,253,255,256…

254…

なかった。

人前では泣きたくなかったので、黙って家に帰り、部屋で一人で泣いた。


その時ふっと思った。

あの人は受かっただろうか…

A南中の学ランを着た名前も知らない人…

きっと受かったよね…

お礼言っとけばよかった…

こんな時にこんなことを想っている自分がすごいと思った。