静かで平凡に過ごしてきた15年間。

人生で最大のイベントの一つともいえる高校受験。

第一志望の高校は男女共学の公立高校。

偏差値は結構高めで進学校、部活より勉強。

昨年度の現役大学合格率が90%越え。

あたしがそんな学校なんて受かる確率はほとんどなかった。

合格判断テストでは何とか80%。

「面接でコケなければ受かると思う」と塾の講師、学校の担任そして親に言われていた。



試験当日、最悪なことの風邪で38度の高熱を出してしまった。

ふらふら状態で試験会場。

何とかテストは受けれて全て終わったとたん気も抜けて立てなくなってしまった。

みんなが帰り始めてる中、あたしは一人立とうと必死に踏ん張っていた。