中学生になり、
私は、これまでも何人かの人に
裏切られ、ズタズタになっていた。
仮面を外そうとはしなかった。
偽りの表情で、誰にも心を見せなかった。
一番仲のいい友達は瑚子と伽耶だ。
二人とも私を理解してくれる、
そう思っていた。
―――――現実ではうまくいかないのに。
あるひ、
私は二人に裏切られた。
もともと、三人のグループ。
一人が抜けるのは当たり前。
そして私は一人になり、
毎日毎日、静かに過ごす。
いつのまにか、私はこんな生活に慣れた。
省かれた時も、
「またか・・・・。」
としか思わなくなっていた。