拘束されていた。それはみなみも同じらしく辺りを見渡すように椅子を見ていた。それを見ているとなぜか竜也は冷静だった。冷静というよりは危機を感じていないようなむしろ何にも感じていないようだった。竜也がみなみの行動を見ていると、スクリーンから起動音が聞こえスクリーンから1という文字が浮かび上がった。竜也にもみんなにもそれの意味がすぐにわかった。わかったからこそより一層恐怖感と嘘であって欲しいという妄想だけが部屋を支配していた。するとまたもう一つの部屋で銃声が聞こえ、スクリーンには2の文字が浮かび上がった。するとまた銃声が聞こえ3の文字がスクリーンに浮かぶ。竜也はこの状況を馬鹿馬鹿しく思い拳銃には手を触れていなかった。