全員が紙に書かれた番号の部屋に向かう。
部屋は合計で20。担任に中塚は数に数えていないのだろう。
「あった。」竜也は「6」、美郷は「19」、信吾は「8」、有華は「2」それぞれの部屋にはいって行った。
竜也の目の前には知ってる顔。クラスメイトの「みなみ」だ。主に地味なキャラであまり話したことがなかった。
当然、美郷も信吾も有華も全員が目の前にはクラスメイトがいる。
天井からまたしてもスクリーンが降りてきて、「それでは、ゲームの説明をします。いったって簡単なゲームです。」説明を始めようとすると机から物が出てきた。
「今机からでてきた拳銃で目の前の相手を撃ってもらい。ただし3つある中当たりは1つだけ。それを引くと目の前にいる相手の頭が吹き飛びます。ただし当たりを引かなければ、二人とも生き残れます。それでは目の前にいる友に命を預けましょう。どうぞ楽しみください。」
机には拳銃が横並びで置いてある。拳銃なんか映画の中だけだと思ってた。あったとしても自分は一生関わらないと思っていたがまさかこんなことで拳銃を使うとは思っていなかった。
みなみがなにか紙を持って、「これなんだろう?」といって竜也に見せた。紙には「左」と書いてある。それが何を意味するのかわからない。横並びで置いてあるから左側が当たりなのか、はずれなのか、それにどっちからみて左側なのか...それすらわからない。ただ混乱しただけだった。それは竜也だけではない。全ての部屋で混乱が起きていた。そんな中一つの部屋からとても大きな音がした。竜也は驚きのけ反ろうと思いきや体が動かない。知らない内に椅子に