「抜けた!2塁行った!」


「次の奴は結構打つから期待できるで~」


神様。
マリア様。
勝負の神様。
お願いします。
飯塚高校を甲子園まで導いて。


カキーン――


はっ
お願い。
そのままフェンスを越えて!!


「や、やったー!二点追加やー!」



――9回の表――
猿渡先輩は相手を抑える事ができて勝つことができた。


あたしはバスの中で先輩にメールを送った。


《お疲れ様です(´`)
おめでとうございます(*> U <*)
次の試合も頑張って下さい☆》


先輩から早よ返事こんやか?
まだ片付けとかしよるよね?

携帯のランプが水色に光った。

先輩からだ♪


《応援ありがとう☆
お菓子美味しかったよ。
またちょうだい☆》


きゃー♪♪
良かったー!
めっちゃ嬉しい。
また作ってあげよっ♪

学校に着くと校長が話しだした。
話し長いのすかーん(笑)


「え~。皆さんの応援のおかげもありまして勝つことができました。明日の試合も応援に来れる人は来て下さい。それでは解散」


「遥ー。この後暇やし少し部活しようや」


「いいばい」


あたしと遥はサッカー着に着替えた。