「ってそれより!!先生!」


未来は机に手をバンとつく。



『なんだよ…いきなり??』


少し引き気味の先生。



「もう少し危機感を持って下さい!


あんなことしたらバレちゃうでしょ?!?!」


未来の顔はとにかく必死。



『あんなことって…??』


先生は惚けたフリ。




「はぁ~例えば、


口パクで”大好きだよ 零”とか?


さっきみたいに抱きしめるとか!!



分かった?!?!」


未来は溜め息交じりに言った。



『えーっいいじゃん。』


なぜか先生は拗ねる。


「せんせーはバレたらどうなるか分かって零と付き合ってるんじゃないの?!



そんな風だとあたし、零と付き合わせませんよ?!」


えっと……??


”あたし、零と付き合わせませんよ”


ってなんですか…??



未来…さん……?