「……み…らい…?」


私が未来に触れようとすると未来は立ち上がり涙を流しながら言った。



「ごめんね…零…


あたし…もう…耐えられない…」



と―――………



【ガチャン】



そのまま未来は屋上を出て行った。



夕日はとっくに沈みオレンジ色に染まっていた空は、


いつの間にか真っ黒に染まって星達がキレイに輝いている。



そんな夜空を眺めていると頬に一粒の涙が垂れた。



あの未来の涙が脳裏から離れない。


あんな悲しすぎる涙は今まで、一度だって見たことがない。



ねぇ…先生。。


私どうすればいいの?



ねぇ…先生。。


私が間違ってたんだよね…?


先生は自業自得だと思うよね??


ねぇ……先生……………