昔から大和は嫌味というか…
まあ単なるひねくれ者??
でもたまに見せる笑顔と
人を思いやれる心を持っていて、
たまに優しくなるんだよね、大和って。
【ピーンポーンパーンポーン】
そこへ放送がかかる。
『ただ今より始業式を行います。
体育館へ移動して下さい』
と、のこと。
『んじゃ行こうか。』
海斗が先に教室を出る。
そのあとに私と未来も教室を出る。
「大和?体育館行かないの??」
席から立ち上がろうとしない大和に私は声をかける。
『あ?俺そういうのめんどいから教室に残る。』
大和は欠伸をして机に伏せる。
どうせ、これから寝るんだろうね…。
「そっか。分かった」
そして私は、まだ寒さが残る体育館へと向かった。