「え…?なんですか??」


私は慌てて返事をする。


『だから~……ん?

何言おうと思ったんだっけ?』


先生はそう言ってへへと笑っている。



『西城が気がついてくれないから何言おうと思ってたか忘れちゃったじゃん。』


なんて拗ねる先生。



先生……??


その上目遣いは私を誘ってるの?


もう…ホントに先生が分からない…



「ちょっとせんせー?!

これどうするのよ??」


食べ終わったお皿を先生に見せながら未来は叫ぶ。



『うわっ?!もう食べたの??』


先生はそんな未来を見て驚いている。


「仕方ないでしょ…?!

センター終わって先生が打ち上げやろうって言ったからそのまま来たんだよ?


頭、使ったからお腹空きまくりなのよ。」


と、澄ました顔で答えるのは勿論未来。



『だーっ!!

お前らなんて呼ぶんじゃなかった。』


と、発狂する先生。



あの電話は


『どうせ打ち上げやるんだろ?

だったら調理室来いよ。

食べ物くらい差し入れしてやるから。』


という内容だった。


そのことを未来に伝えると

「お金が浮く!!ラッキー」

と、叫んでいた。


海斗も大和も反対することなく…



で、今に至るわけです。