『零っ!お待たせ!!』



そこへ先生の車が来て運転席の窓が開いた。




『零!ちょっとこっち来て。』



先生に手招きされて私は車へと近づく。



そうすると先生の手が私の後ろに回り、
先生の顔が近づいてきた。



目を瞑りそうになるが、



「ちょっ…先生やめて。」



私は先生を拒んだ。




先生はゆっくりと目を開ける。


その目はものすごく悲しそうで、


その原因が私にあるんだと思うと胸が痛かった。




『どうした…?


なんかあったのか…??』



先生は私から手を離す。




「先生―――





















―――別れよ…」