『それは…事実じゃありません。』



そうきっぱり言い切る先生。



『そうですか…。


その言葉を信じましょう。



でもあまり1人の生徒と仲良くなさるのは遠慮していただきたい。



今回みたいな勘違いが起こることもありますので…。』




『はい。分かりました。』



足音がドアの方へ近づいてくる。




『あっ朝倉先生…。


いいですか?覚えておいてください。




もし今後…『西城!!』




教頭先生が何かを言いかけたとき誰かが私の腕を引っ張った。




「え…ちょっ?!


はっ…伊藤ちゃん?!?!」



私の腕を引っ張って無理矢理会議室に連れ込んだのは



担任、伊藤ちゃんだった。






『盗み聞きは、










ちょっとダメでしょ…??』



先生は顔を歪める。