「ヤバイ、ヤバイ!!」 いつものように先生と調理室にいると未来が血相かいて調理室に入ってきた。 「そんなにいそいでどうしたの?」 と私が聞くと 「う…うん。 零の前に、先生ちょっと耳貸して!!」 私に曖昧に微笑んで未来は先生の耳元で何かを言った。 『……………そっか。』 先生は私に背を向ける。 そして未来と何かを話している。 「………うん…で、うん………。」 ところどころ聞こえる会話。 先生も未来も私に背を向けてて表情が見えない。 余計に、不安になる。