『これ?俺のために??


まじで?!めっちゃ嬉しいんだけど!!』



先生はフォークを持ちパスタに手を伸ばす。



そして一口。


「おいしい?まずい??」

と、私が聞くと


先生はニコッと笑って


『めっちゃうまい!!


俺、ミートスパ好きなんだ!』


と言った。


私の予想、大正解。


先生ミートスパ好きそうな顔してるもん。


どんな顔だよ、とか思わないでね?



「よかった。」


私は先生の隣に座る。



『零…。ありがと。』


先生は私を抱きしめた。



「ううん。全然いいよ。


それに先生の料理には敵わないからね。」



『俺よりお前のほうが料理うまいし。』




「そんなことないよ…。」



『俺…こんなに嬉しい誕生日初めて。』


先生は優しい声で話す。