「…っ。」


急に唇を離されギュッと抱き締められる。


「はぁ…っ。須藤、くん?」


「茜…」



突然名前で呼ばれビクッと体が反応する。


「…好きだ。」



……神様、ごめんなさい。


やっぱり、自分の気持ちには嘘つけそうにありません。



「…あた…あたしも…好き…っ。」



「…まじ、で?」


目を見開き、あたしをまじまじと見る。



「…あ、あんなことされて…好きにならない方が…おかしい…」


「やった!茜、改めて言うけど…付き合ってください。」


「ふふっ、はい。」



ニコッと笑って返事を返す。


「まじ嬉しい…」


またぎゅーっと抱き締められる、そしてあたしも抱き返す。



…あたしが困った時には助けてよね?



先生と生徒なんて―…


関係ない―…


大好きだよ。




―*fin*―