「なにやってんの。」


声が聞こえ、そちらに顔を向ける。


「っち。なんだよ須藤。邪魔すんなよー俺ら今からお楽しみタイムだからさ?」


へらへら笑ってそういう松坂くん。


「悪いけど、俺がそんなことゆるさねーから。」


そういいながら、あたしの腕をつかんでる松坂くんの手を振り払う。



「あ?お前、先生のこと好きなの?」


松坂くんがまた余計なことを言う。



「…だったら何?お前に関係ねーだろ。」



そう言って、あたしの手首をつかみ歩き始める。



「ちょ、須藤くん!」


「……。」


話かけても、無視をして歩き続ける。