「ぷぷっ、くらちゃんってちょっと抜けてるよね!」


「あはは…よく言われる。」


「やっぱりー?しっかりしなよ!」


「はい…。」



生徒にこんなこと言われるなんて…あたし、だめだな。



「ま、くらちゃん人気あるから頑張ってね!んじゃ。」



そう言って手を振っていく斎藤さん。



人気あるって…どうなんだか。


まぁ…嬉しいんだけど。

素直に喜ばなきゃね!




キーンコーンカーンコーン―…


おっと…やばいやばい。
チャイム鳴っちゃった。


……どうしようかな。