ルイくんとよりを戻して2日目。


「沙里菜、帰ろうぜ!」


「あっ、ごめん。今日は寄るところあるから無理なんだ。ごめん。」


「えーーー。」


ブーイング気味のルイくんをさしおいてダッシュで目的地に向かった。


目的地は・・・里奈の家だ。


里奈はあの日から学校を休んでいる。やっぱり私のことが気まずいからだと思う。でも、だからこそ今度は私がケリをつけなければならない。


ピーンポーン


「はい。」


「あっ、すいません。沙里菜です。」


「さりなちゃん!?まぁ、あがって!」


「ありがとうございます。」


「なんかねぇ、部屋から出てくんなくて・・・沙里菜ちゃんがきてくれてよかった。」


おばさんにおじぎをして里奈の部屋に向かった。


「里奈、入るよ。」