はぁはぁはぁ・・・
ルイくん、どこにいるの?
校門にルイくんと美香の姿が見えた。
「ルイくん!!!」
ありったけの声を出す。ルイくんがビックリした顔でこちらを見る。ルイくんのもとに駆け寄った。
「ルイくん!」
横からずいっと美香が出てくる。
「ちょっと、モトカノがなんの用?うちら、今からデートなの。」
心がずきっとする。
「私が話してるのはルイくんよ。」
「なっ!?」
「ルイくん、お願い。もう一回話を聞いて。お願い・・・」
ルイくんが下を向いて言う。
「・・・話すことは無い、、。帰れ。」
・・・話すこともできない。やっぱり、わたしのことなんて嫌いなんじゃん・・
「そっか・・わかった。ごめん。」
やばい、涙があふれてきそう。
「ほら、やっぱりルイくんはあんたとは話したくないそうよ。だいたい、モトカノの分際でいきなりでてきて・・・。自分が1番かわいいと思ってんでしょ!?あんたなんか、ただのふられたブスよ!!」
やめて、やめて・・・これ以上、惨めにしないで!
パシッッ!!