ドキリと胸が音をたてた。 ゴクリとご飯を飲み込む。 「自分で決めたことなんでしょう?最後まで精一杯頑張りなさいよ」 お母さんは真剣に優しい笑顔でそう言った。 お父さんとお姉ちゃんもあたしを見ていた。 さっきまでとは違う真剣で優しい表情だった。 分かってた。 分かってる。 みんな応援してくれてるんだって。 分かってるよ。 …ありがとう。 「うん…頑張るよ」