ブラック夏沙…登場…?



「まぁこの2人はいいのん。いいから、かすみんは椅子に座って?」



「は…はい…」



一番テンションが高いのは夏沙先輩。


同時に一番恐いのは夏沙先輩だということが分かった。



ピンクとブラック。


あまりの違いにビックリする。



夏沙先輩だけは敵に回さないようにしよう、そう誓った。



「よっし」



あたしが椅子に座ったのを見て、夏沙先輩は椅子が倒れそうな勢いで立ち上がった。


あたしはビクリと体を震わせる。



「夏沙でーっす!!2年生だよ!夏沙先輩って呼んでね♪よろしくかっすみーん♪」



そう言って、またどこから持って来たのか、ジュースをあたしの紙コップに注いだ。


…本当に四次元ポケットでもあるのだろうか?