あたしの怒りは収まらない。 収まるどころか、どんどんどんどん増加する。 あたしは狂ったように暴れた。 悔しくて。 ムカついて。 所詮誰でも良かったんだ。 あたしじゃなくても良かったんだ。 悲しくなった。 なんで話しかけたんだ。 こんな思いはしなくて済んだのに。 「いい加減にしろッ!!」 突然、お姉ちゃんがもの凄い形相で部屋に入ってきた。