「ちょっ…松下、」



「なんでこんな腰抜けが必要なの?」



ズバズバとあたしの心に突き刺す言葉を浴びせる。


あたしは顔を上げられなかった。




「結局やりたくないんじゃなくて、できないんでしょう?恐いんでしょう?自分に自信がないんでしょう?」




グサグサと、容赦なく突き刺さっていく冷気をまとったその言葉。



自信が…ない…?




「どうせ自分の中で無理無理無理無理って言い訳作って自分を取り繕って、目の前の物事から逃げるんでしょ?」




その質問に似た言葉に何も言い返せない。



図星なのかもしれない。


だから声がでないの…?