生太の手があたしの腰するりとにまわってくる。

クラスメートはみんなあたし達を顔を赤くして、
じーっと見ている。


「ねぇ、生太……?」


「らしくねぇな。なんだよ?美羽………。」


あたしは思いっ切り


「バーカ。」


それだけ生太の耳元でささやいて笑った。


「…美羽!!お前……」


「ププッ!ひっかかる方が悪いんだからねー!!」