「早いな~。」

そう言いながら私と美里は

ゆっくりと歩いて行った。

檜の扉を開け

中に入るとスリッパが

3足程並んでいた。

「良かったね。空いてる。」

かりなはまだ裸にはならず

マッサージチェアーの上に

ちゃっかり座っていた。

「100円」と書いてあった。

「な~んだ。無料じゃないのか…。」

残念そうにかりなが言うと

諦めが早くサッサと服を

脱ぎ始めた。

私達はもうとっくに脱いでいたけど・・・。