いつも泊まっている旅館は

新しいからやっぱりきれいだった。

その旅館を横目にし、もう少し車を走らせ

奥まった所に悲劇の旅館はあった。

恵那峡がよく見えて景色はきれいそうだった。

「すごい崖っぷちにあるね~。」

嵐が来たら 大丈夫?と思う位の場所に

その旅館はあった。

荷物を降ろし

一番奥の砂利の駐車場から

テクテクと玄関まで歩き

やっとリビングに到着した。

長い道のりだった。

私が途中主人と運転を代わったのが

時間を狂わせた原因かな?

主人が運転する時間の倍はかかった。

約80キロ位で走っていたと思う。

いつも140キロも出し運転するのだ。

時間に「差」が出るのは当たり前だ。

でも無理だ。140キロなんて。

せめて帰りは100キロで許してね。