「はい、どなた?」

「あの~、牛乳パック引き取りに

伺いました~。」

「あっ、どうも。今開けますね。」

ドアが開くと中からは品の良い

背格好の低い、白髪のお婆さんが現れた。

「はい。どうもすみません。」

美里とかりなの姿を見たお婆さんは

「まぁ、こんな可愛いちびちゃん達も

一緒に来てくれたの?

さぁ、中にお入り下さい。」

と、家の中に入れてくれた。

そして、子供達にお菓子を出してくれた。

「あの、返ってすみません。」

「いいのよ。私子供大好きだから。」

と微笑んで

「あっ、そうそう。牛乳パックね。」

そう言うと部屋の奥へ行き

大きな袋に沢山入った

牛乳パックを持って来た。