電話の声に嬉しそうにしていた

私を見てかりなは気付いたのか

「良かったね。」

と、言い

「早くお散歩行こー!」

と私の手を引いた。

お婆さんの家は

我が家のマンションから歩いて

数分の所にあった。

「えっと、202号室202号室…」

迷路みたいな通路を歩き

やっと見つけた202号室。

美里とかりなも、私の後ろから

ちょこちょこついてくる。

「ピンポーン♪」

チャイムを押したー。