少しづつでも

「自分の出来る事」が

増えていって

2人の丸付けは、順調に

楽しいものになっていった。

「くつ そろえたぁ~。まるう~!

   あっ…。」

かりながお手伝い表をはみ出し

横の壁に鉛筆で書いてしまったのだ。

「鉛筆だから消せるよ。大丈夫。」

そう言って壁にはみ出してしまった鉛筆を

消しゴムでゴシゴシ消してみせた。

かりなはほっとした顔をして

にこっと笑った。その時・・・

あるアイディアが浮かんだ。