「うん、わかったー!水…

入れなくてもいいんだね。」

「そう。」・・・

てっきり「水で洗わなくてもいいんだね。」

と、言ったのだと思った。

なんせ夕方の混雑した店内は騒がしくて

かりなの声も想像しながら聞いていた。

「これで、夕飯出来るまでには

ご飯炊けてるね。」

と、主人と言いながら我が家へと急いだ。

 「おかえりなさーい!」

美里とかりなが、それぞれ何かしながら

大きな明るい声で迎えてくれた。

やっぱり、家はいいな~。

思わず2人とも笑顔になる。

「今日のご飯、な~に~?」