「学校でクラスの男の子にね

私はお父さんから生まれたんだよって

言ったら、そんな事ある訳ないじゃんって

馬鹿にされたー!!」

その時かりなは、小学2年生。

まだ、「真っ赤な嘘」を信じていたのだ。

なんて可愛いんだろう…と思った。

もう少し経ってこの「真っ赤な嘘」

が、ばれたら…

かりなはどう思うだろうか?

嘘をついたお父さんを恨むか?

それとも「えーっ!やっぱりそうだったの~?」

と、笑いながら言うだろうか?

まぁきっと、後者だとは思うが

周りの男の子や友達なんかに

馬鹿にされて、今までの気持ちや何かが

一度に崩れなければいいが…