「お母さん、かりなちゃんて天然ですね。」

保育所の先生にそう言われ、「???」

「誰がそんなにひょうきんなんですか?

お父さんですか?」

すっかり保育所に慣れたかりなは

保育所でみんなの人気者になっていた。

私が迎えに行っても見向きもせず

あの頃がとても懐かしかった。

今でもひょうきんなかりなは存在するが

ますますパワーアップしたと思う。

いつでも鼻歌を歌い、ニコニコ笑って。

本当に羨ましい。

勿論、美里も可愛くて仕方ない。

あどけない笑顔と悩みのない笑い声。

太陽にも似たその天真爛漫さは

何者にも代え難い私のたった1つの宝だ。

「お母さんになれて良かったぁ~。」

真底私はそう感じていた。