「柚っ、可愛いィィィッ!」

そう叫びながらガバッと

柚に抱きついた。


「ほぇっ?!」

柚は心優の腕の中で

素っ頓狂な声をだした。


「んもー、柚は可愛すぎっ!」

そう言ってる更に腕の力を強めた。


「みゆちゃ、く、苦しいっ」

身動きが取れず柚は


つぶやく。


それに気がついた心優は

慌てて柚を自分の腕を放した。


「ご、ごめん!!大丈夫?!」


「うん、大丈夫。」

そう言いながらまたその

悩殺スマイルを心優に向けた。


本人は無自覚なのだが。