「ねぇ、なんで最後が観覧車なの?」 「んー、…あった。あの…」 あの… の続きはお姉さんの声にかき消された。 それは、観覧車が1周したということ。 「帰ろうか」 優飛の言葉に私は首を縦に振った。 「あ、」 …痛ッ!! 優飛がいきなり立ち止まったから優飛の背中に私の鼻がぶつかった。 「琉憂、ここ覚えてる?」 ここって… 「何で優飛が知ってるの?」