気付けば私は泣いていた…

”嘘だよ“って…言ってよ!!

「…ッウッッ…ウッ」

嫌。

ここにいたくない…

私は家を出た。

「っ、琉憂!」

お父さんの声が聞こえたけど、私は足を止めない。

後ろを振り向かない。


行くところもないのに…

何も考えずに、走った。

着いたところは、隣町にある公園だった。