「俺、嬉しい!ありがとな、琉憂」

笑顔で言われたら、何も言えなくなっちゃうじゃない…

ズルい…

「どう、いたしまして」

笑顔で言えたかな…

笑顔じゃないと…いけない。

友達でもなくなったら、嫌だから…



私は優飛と少し話して自分の席に座った。

私は隣にいる秋羽に話し掛けた。

「秋羽」

「どうしたの?」

「放課後、2人っきりで話せない?」

「いいよ。あっ、少し待っててくれない?担任に呼ばれててさ」

「うん。分かった」