すると優しく頭を撫でられた。

……まるで子犬のように。


「本当ちなっちゃんは
可愛いなあ♪
ちっちゃくて…子犬みたい」


そう言って木山は
私の頭に頬をすりすりしてきた。



「離してよ、木山!!!」


「えぇーヤダ。
ちなっちゃん良い匂いする…」



こらこらこら!
私の髪を嗅ぐな、変態!!


私が離れようとする前に
木山は離れた。


それは
私と木山の間に飛んできたボールのせいだ。



そのボールを投げた人物は……