私は嬉しくて満面の笑顔で
答えた。

すると、
ほんのり志乃の頬が赤く染まった。



「……って事だから。
彰太は帰れ」



「はぃはぃ。わかったよ………じゃあね、ちなっちゃん」



そう言って木山は
手を振って帰っていった。



その数分後に
私と志乃も帰った。



「志乃、昨日はごめんね」



「……知夏?」



「信じてなかった訳じゃないの。私……志乃と別れたくなくて。好きすぎて…離れたくなかったの」



「……うん」