木山の発言にイラッとした。


木山のプレーも確かに凄い。


でも志乃の努力には
絶対に敵わない!



「ちなっちゃん。
もし俺と志乃が1on1をする事になって、俺が勝ったら……」



「?」



それに続く言葉が分からなくて
私は首を傾げた。




「……志乃と別れて、俺の彼女になってよ」



「え!!?」



なんで私が木山の彼女にならなきゃならないの?



そう思っていると
木山に顎を持ち上げられた。



「だって、ちなっちゃんを
俺のものにしたいし」