志乃、大丈夫かな……?


私は遠くから
ずっと志乃を見守り続けた。



志乃は休憩の時間も
ずっとシュートを打っていて
ほとんど休んでいなかった。




――――♪



「礼ッ」


「「ありがとうございましたぁー」」



7時過ぎ。
やっと練習は終わった。


みんな疲れきってて
床に寝転ぶ人もいるくらい。



それでも志乃は
ギリギリまでシュート練を
している。



そんな志乃に
「早く帰ろう」なんて
言えるはずもなくて……


私は終わるまで見守り続けた。