「お前が会いたくなったらいつでも会いに行くから」

そう言ってくれるマサの言葉だけで十分だった。
2人の関係を邪魔するつもりはなかったから、マサと2人きりで会う事は避けてきた。

でも、そんな関係に耐えられるはずもなかった。


「逢いたい…逢いたいよぅ。マサ…」

「分かった!すぐ行くから!」


初めて2人きりで逢った。

初めて手を繋いで、自転車を漕いだ。

初めて2人でラーメンを食べた。


そして…


初めてキスをした。