泣きながら見る空に流れ星は無く、マサの顔だけが滲んで見えた。

あの日願った想いは叶う事なく、流れ星と共に消えてしまったのだろう。

「3回言えなかったもんなぁ、」

そんな小さな事すら言い訳にしないと立ってられなかった。

こんなにも自分が脆いなんて知らなかった。

失恋なんて何度となくしてきた。
その度に泣いて、眠って、時間が解決してくれた。

マサを思い出にできる日が早くくればイイと思う反面、今が悪い夢であって欲しいと小さな悪あがきをしていた…