一瞬ためらったけど、正直に言った。別に、隠す意味も理由もないし。


『そうなんだ。…あ、今帰り?』

「あー…待ってた。一緒に帰ろうと思って。」

『へっ!?…私を?』

「他に誰がいんだよ。帰ろーぜ♪」


ちょっと赤くなった姫梨が可愛くて、抱きしめたくなったけど、やめた。ってゆーか、頑張って抑えた。




あ、そういえば俺…普通に喋れてんじゃん。

1度わからなくなった“自分らしさ”を再確認できた気がする。


俺らしさってこれだよな♪