なんて、いつも通りバカなことを思っていると、5限目の予鈴がなった。 『あ、もう行かないとね。』 「だな。じゃあー、この続きはまた今度。」 『うん!』 そう言うと、月夜は気だるそうに立ち上がって屋上から出ていった。 その背中を見送った後、フェンスの外の景色を一瞥して私も教室へ戻る。 『…次の授業、何だっけ…?』