《月夜side》



「月夜さーん、朝ですよ〜?」


いつものように
テンションの高い母さんに起こされて、

いつものように
カーテンを開けて空を見る。


いったいどれくらいの月日これを繰り返してきたんだろう。

きっとこれからも変わらないんだろうな。



「今日から2学期か…。」


校長が「素晴らしい天気に恵まれ〜…」とか挨拶しそうな天気だな。


雲一つない、晴天。


今日は星もよく見えそうだ

…星?


そーいや、あいつ…
姫梨、どうしてんのかな?

あいつにはパーティー以来会っていない。
会おうと思えばいつでも会えるんだろうけど、忙しくてそんな暇は無かったし…

若干今まで存在さえ忘れていた。


たしかD組とか言ってたな…

見かけるのも時間の問題か。