「ねえ何で?」


春樹は再びあたしの手をつかみ少し自分の方へ寄せる


あ…………

横顔がよく見える


間近で見ると
かなりかっこいい…


やっばー


「ほら!また見つめてる!
やっぱり俺のこと好きなんじゃん」

少し怒りながら春樹は言う

てかこいつナルシスト…??



「ちちちがうって言ってんじゃん…


あたしが好きなのは…」



深呼吸だ亜子

落ち着け落ち着け


心臓の鼓動はどんどん刻むスピードを上げてゆく



「春樹くんの…横顔!!!!!!!!!!」