そして、少し間があったあと ケンさんは、さっきより全然でかい声で言う。 「気合いいれっぞい」 ―刹那 俺らもケンさんに負けないくらい、さっきよりもでかい声で返した。 「ヴォイ」 その声とともに、重ね合わせた手を下にやる。 そして、その重ね合わせた手をみんな崩し 個人個人、声を出して気合いをいれた。 そして、インストが流れている会場 俺たちは、暗いステージに向かって歩きだした。