「いてぇ〜よ、バカ野郎」




そんな感じに、ライブ前にふざけていた。




てか、毎回こんな感じかな?




いつもムカつくんだけど…




でも内心、こいつらは俺の緊張を
ほぐす為にしてくれていると分かっていた。




「じゃあ、行きますか」




そう言って、俺の背中を押す雅




「へいへい」




それに返事をして、押されるままに押されて歩く俺